夏の絵日記2019

十三回忌先代親方へ桜満開/8月14日 琴奨菊

14日は先代佐渡ケ嶽親方の元横綱琴桜の十三回忌。前頭琴奨菊関(35=佐渡ケ嶽)は「先代の相撲熱を受け継ぎながら頑張ることが恩返し」と、感謝の思いを込めた絵を描き上げました。りりしい表情が特徴的な先代師匠と、ピンク色に染まる桜。花びらの数は全勝を意識して15枚と、手が込んでいます。「われながらいい出来。先代のサインも見よう見まねだけどうまく描けた」と、自画自賛する作品が仕上がりました。

琴奨菊の絵日記
琴奨菊の絵日記

12年前のこの日は、ちょうど夏巡業中でした。「最後の一言は『巡業しっかりやってこいよ』だったなあ」。入門前に言われた「土俵には地位も名誉も金も埋まっている」という言葉を、今でも大事にしている琴奨菊関。名古屋場所では先代師匠の孫、琴ノ若が新十両昇進を果たしました。「いろんなタイミングが重なりましたね」と感慨深そうに話していました。

日刊スポーツ大相撲企画「大相撲 夏の絵日記2019」を掲載しています。 夏巡業に参加した関取衆らに個性あふれる絵を描いてもらいました。

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