【ノア】GHC王者清宮海斗が外敵ケンドリック倒し自己最多7度目V「ノア最多14回見すえて」

<プロレスリング・ノア:新宿大会>◇25日◇東京・新宿FACE

プロレスリング・ノア新宿大会「マンデーマジック・オータムep Final」のメインイベントでGHCヘビー級王座戦が行われ、王者・清宮海斗(28)が、元WWEクルーザー級、同世界タッグ王者のブライアン・ケンドリック(45)を倒し、7度目の防衛を果たした。

清宮はグラウンドでのケンドリックの執拗(しつよう)なフェイスロック攻撃に苦戦。文字通り苦痛に顔をゆがめた。その後もコーナーに振られ、そのままリング外へ突き落とされるなど相手のペースで試合は進んだ。

だが清宮はケンドリックのキックをつかんでドラゴンスクリュー。そこから足4の字固めで痛めつけた。ケンドリックは小橋建太のバーニングハンマー、自分の得意技でもあり丸藤正道の代名詞とも言える不知火と、ノアへのリスペクトを感じさせる技を連発。それでも清宮はコーナーから飛んでのシャイニングウィザード、変型シャイニングウィザードとたたみかけ、最後は18分5秒、ジャンピングニーから4の字式エビ固めにつなげて3カウントを奪った。

清宮は試合後「危なかった! 世界のブライアン・ケンドリック選手、本当に紙一目だった、本当に強かった。世界のスケールを感じました。でもほんと自分も視野が広がったというか、ノアももっと世界に向けて戦いを広げていきたいと思いました」と笑顔を見せた。そして「個人の最多防衛記録も更新しました! けどまだまだ満足してないです。ノアの最多防衛記録14回(杉浦貴)、そこを見すえて1つ1つ戦っていきます!」と誓った。

一方のケンドリックは「試合前はいろいろ言ったけど、清宮に実力で口を封じられてしまったね。でもまたノアのツアーに戻ってきたい。それがプロレスラーとしての自分の1番の夢だよ」と将来的な参戦を希望した。