世界的テノール歌手ホセ・カレーラス観衆3000人を魅了
<立飛ホールディングス創立100周年記念リサイタル>
スペインが生んだ世界的テノール歌手のホセ・カレーラスが11月3日、東京・立川ステージガーデンでリサイタルを開催し、約3000人の観衆を魅了した。今リサイタルは、立飛ホールディングス(東京・立川市)の創立100周年を記念して開催された。
カレーラスは、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パバロッティ(故人)とともに世界3大テノールの1人として名をはせてきた。12月に78歳となるが、その歌声は年齢を重ねるごとに円熟味を増している。また、今回は透明感あふれる美声と音楽性で各方面から評価されているオペラ歌手の森麻季が共演。加えてカレーラスのおいで実力派指揮者のデイヴィット・ヒメネスと、東京フィルハーモニー交響楽団による豪華絢爛(けんらん)なクラシック演奏会が披露された。
アンコールの最後で、歌劇「椿姫」の「乾杯の歌」を歌い上げたカレーラス。観衆からは「ブラボー!」のかけ声とともにスタンディングオベーションで最大級の賛辞が贈られた。品川区から友人と訪れたという女性は「魂が揺さぶられました!」と感激もひとしおに語っていた。