倉野尾成美「目指す夢は東京ドームのステージ」秋元康氏「第2章始まる」AKB48劇場リニューアル
AKB48が8日、リニューアルオープンした東京・秋葉原のAKB48劇場で、総合プロデューサーの秋元康氏が約9年ぶりに書き下ろした新公演「ここからだ」の公開ゲネプロと初日公演を行った。
開演直前にはカウントダウンが行われ、客席の期待感はマックスに。初日メンバー16人が登場し、秋元氏が書き下ろした全16曲を披露した。ゲネプロのアンコールでは、総監督の倉野尾成美(24)が「目指す夢は東京ドームのステージです。まだまだ遠い夢かもしれないけどこの劇場から1歩1歩、歩んでいきたい」。オープンから19年間、初の大規模改修工事を終えた劇場でグループの新たな夢を宣言した。
同劇場は05年12月8日にオープンし、今年9月から老朽化による全面工事を実施。19周年当日となるこの日にリニューアルオープンした。セレモニーには初代総監督の高橋みなみ(33)が登壇し「今のメンバーにとって素晴らしい環境。ちょっとあれですけど、お金かかってんなっていうのは感じた」と笑いを誘った。
また「夢を掲げる、言葉にするってどれだけ大変なことかというのは経験している」とし、「今回の公演の歌詞を受け止めて、東京ドームに立ちたいと思えたのは本当に素晴らしいこと。ぜひかなえてほしい」とエールを送った。
秋元氏も新劇場を訪れ「新しくAKB48の第2章が始まるんだな」としみじみ。観客とともに初日公演を見守るといい、メンバーに向け「黄金期を君たちが作る、先輩たちから受け継いだバトンを次の世代に渡す役割があると伝えたい」と力を込めた。【玉利朱音】