角野隼斗氏ドキュメンタリー映画「不確かな軌跡」が公開「うれしいやら恥ずかしいやらソワソワ」

YouTubeでも大人気のクラシックピアニスト、Cateen(かてぃん)こと角野隼斗氏の3年間に密着した、ドキュメンタリー映画「角野隼斗ドキュメンタリーフィルム 不確かな軌跡」が来年2月28日に公開されることが29日、発表された。異端のピアニストがたどり着こうとする新たな世界に迫った。

角野氏は国内の理系最高峰、東京大学理科一類に進学しながらも、クラシック音楽界で世界的に活躍する異端のピアニスト。パリ、ウィーンなどで演奏会を開き、ラヴィニア音楽祭にてマリン・オルソップ氏指揮・シカゴ交響楽団と共演し、大きな話題となった。

Cateen名義で活動するYouTubeチャンネルは登録者数141万人を越え、幅広い層から人気を博している。同作ではクラシック音楽、ピアノ、そして音楽そのものに対する角野の挑戦を描いた。


▽角野氏コメント

自分の初のドキュメンタリー映画ということで、うれしいやら恥ずかしいやらソワソワしています。ドキュメンタリーというのは確固たる目標に向かって突き進むようなタイプの人生の方がきっと映えるんだろうと思いますが、自分の人生はそんな一直線ではありませんでした。

過去を振り返ってみれば、環境に導かれながらその時々で自分の進むべき道を模索してきたように思います。その軌跡はいつも、不確かなものでした。それでも自分の中には確固たる想いと美学はあって、それを形にするために日々努力してきました。そしてこれからも。こんな僕の物語が面白いのかどうかは分かりませんが、何かみなさんの生きるヒントに少しでもなれたら、それ以上にうれしいことはありません。