吉沢亮がTAMA映画賞で最優秀男優賞、手話に奮闘「ハードルは高かった」中学生役にも挑戦

  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した呉美保監督(左)と吉沢亮
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した吉沢亮
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した、前列左から三宅唱監督、奥山大史監督、藤竜也、吉沢亮、上白石萌音、河合優実、呉美保監督。後列左から池松壮亮、中西希亜良、越山敬達、押山清高監督、齋藤潤、森田想、早瀬憩、山中瑶子監督
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した藤竜也
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した藤竜也
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した齋藤潤
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した齋藤潤
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した上白石萌音
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した上白石萌音
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した上白石萌音(左)と三宅唱監督
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した河合優実
  • 「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した河合優実

俳優吉沢亮(30)が30日、東京・多摩市内のパルテノン多摩で「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した。「ぼくが生きてる、ふたつの世界」「キングダム 大将軍の帰還」などの受賞作品に参加。繊細な演技が評価され、本年度最も心に残った男優に贈られる最優秀男優賞を受賞した。

吉沢は「めっちゃ緊張しますね」と笑顔でマイクの前に立った。18年には同映画賞で「最優秀新進男優賞」を受賞。自身初の映画賞だったといい「すごく特別な思い出でした。30歳になる年にまた賞をいただけたこと、すごくご縁を感じております。本当にありがとうございます」と語った。

「ぼくが生きてる、ふたつの世界」はろう者の母親と聴者の息子を描いた物語。吉沢は息子の五十嵐大を中学時代から演じ「今年30になる男が中学生役やるの大変でしたね。監督にももっと声高くしてほしいと。『今ちょっとおじさんかも』みたいに言われて」と笑いを誘った。

手話演出も参加し、撮影2カ月前から手話を学んだという。「日常まで落とし込まれたリアルな、そこに息づいている人々が使う手話を目指したのでハードルは高かった」と回想した。呉監督は「この作品で新しい吉沢亮が見られるんじゃないかと想像して、プロット段階でオファーをさせていただきました」。

来年以降も出演作の公開が控えている。今後について、吉沢は「今までと変わらずこれからも自分が好きな作品や、自分が愛せるような作品をこれからもやっていきたいと思っています。今後とも頑張ります」と意気込んだ。