遠藤憲一「民王R」最終話4・1% 遂に判明、真の黒幕…そして入れ替わりテロは思わぬ方向へ?
俳優遠藤憲一(63)主演のテレビ朝日系ドラマ「民王R」(火曜午後9時)の最終話が10日に放送され、平均世帯視聴率が4・1%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は2・3%だった。
同作は人気作家池井戸潤さんの小説が原案。15年に同局が初映像化し、9年振りの「Return(リターン=再来)」となる。前作は遠藤演じる現職総理大臣の武藤泰山とおバカな息子、翔(菅田将暉)の心と体が入れ替わるという、前代未聞の大珍事を描いた。今作でも再び総理大臣の座に就くが、入れ替わりの対象は全国民。毎回、総理大臣が国民の誰かと“Random”に入れ替わる奇想天外なストーリーとなる。新キャストでなにわ男子大橋和也(27)あの、山時聡真(19)が登場する。
◆最終話のあらすじ
ついに動き出した民政党のドン二木正一(岸部一徳)。民政党を離党して新党「本家民政党」を立ち上げ、武藤泰山率いる内閣に不信任案を突きつける。
このままでは不信任案が可決され、内閣総辞職か解散総選挙を選ぶことになる泰山。しかし、泰山は官房長官の狩屋孝司(金田明夫)や書生の田中丸(大橋和也)らに「国民を信じる」と宣言し、解散総選挙に打って出ることを決めた。
時を同じくして、泰山に関する暴露や陰謀論の動画配信を世に放っていた覆面配信者が、政治評論家の蓮沼清彦(満島真之介)だったことが判明。いよいよその仮面を脱ぎ去り、新党「ネオニッポン」を旗揚げし、政界進出を表明する。
「こんな泡沫(ほうまつ)政党は相手じゃない。あくまで敵は本家民政党」。そう息巻く泰山に、秘書の冴島優佳(あの)は不安そうな表情を浮かべる。
優佳の不安は的中。民政党と本家民政党の一騎打ちとみられた選挙戦は、ネオニッポンを加えた三つどもえの様相を呈す。アイドルや元アナウンサーなど、有名人を続々出馬させる戦略でネオニッポンは一躍、一大政党となる。時流を読んだ二木は、ネオニッポンの蓮沼に近づき、ある提案を持ちかける。
そんな中、公安の新田理(山内圭哉)が、一連の入れ替わりの黒幕とみられるナリタカンパニーの成田崇彦(中村育二)の身柄を拘束し、対策本部へと連行する。対面した泰山は、成田から衝撃の事実を告げられる。
やがて真の黒幕が動き出し、明らかになる裏切り者の正体。そして入れ替わりテロは思いもよらぬ方向へと進んでいくのだった。