井上ひさしさん原案の舞台「木の上の軍隊」が映画化、堤真一と山田裕貴がダブル主演&初共演

  • 堤真一と山田裕貴がダブル主演&初共演する映画「木の上の軍隊」(C)2025「木の上の軍隊」製作委員会

劇作家の井上ひさしさんの原案を元にした舞台「木の上の軍隊」が映画化され、堤真一(60)と山田裕貴(34)がダブル主演することが10日、分かった。太平洋戦争末期に熾烈(しれつ)な地上戦が繰り広げられた沖縄で、終戦を知らずに2年間、ガジュマルの木の上で生き抜いた日本兵2人の実話を基にした物語で、堤と山田は初共演。沖縄出身の平一紘監督のもと全編、沖縄で撮影。終戦80年となる25年6月13日に沖縄で先行公開、7月に全国で公開する。

「木の上の軍隊」は、10年に亡くなった井上さんが生前、やりたいこととして記し、病床でプロット(あらすじ)まで作り、残した1枚のメモを基に、没後の13年に初演。その後、「父と暮せば」「母と暮せば」と並ぶこまつ座「戦後“命”の三部作」と位置づけられ再演を3度、重ねた。

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