【香港ヴァーズ】桜花賞馬ステレンボッシュ好レース必至
<香港ヴァーズ>◇12月8日=シャティン(香港)◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇14時10分(日本時間12月8日(日)15時10分)発走◇総賞金2400万香港ドル(約4億円)
香港ヴァーズに桜花賞馬のステレンボッシュ(牝3、国枝)が挑む。桜花賞でG1初制覇を決め、オークス2着、秋華賞3着と大舞台で常に上位争いしてきた。安定感抜群で、初の香港遠征でも好レース間違いなしだろう。日本からはG23勝のプラダリア(牡5、池添)も一発を狙う。
オーストラリアのウィズアウトアファイト(セン8、A&S・フリードマン)が実績上位。昨年コーフィールドC、メルボルンCとビッグレースを連勝した。長期休養明けの前走・豪チャンピオンズS(3着)をたたいた上積みは大きいだろう。
その他、G14勝のルクセンブルク(牡5、A・オブライエン)や、愛セントレジャー3着のジアヴェロット(牡5、M・ボッティ)など、実績馬がそろう。
◆馬券発売
インターネット投票は即PAT会員およびA―PAT会員が対象で、発売時間は8日午前7時から各競走の発走予定時刻の2分前まで。UMACA投票は各事業所のUMACA発売機にて発売。発売式別は「単勝」「複勝」「馬連」「ワイド」「馬単」「3連複」「3連単」で日本国内独自のオッズ。JRAプラス10の対象競走となる。
◆昨年のVTR
フランスのジュンコが連勝した。後方で脚をため、直線は大外から力強い伸び脚を発揮。1馬身差で差し切り、前走バイエルン大賞に続いてG12勝目を果たした。日本のゼッフィーロは2着、ジェラルディーナは4着で、断然1番人気のレーベンスティールは最下位に敗れた。
◆シャティン競馬場 芝は1周1899メートル、直線は430メートル、幅員は30・5メートル。2コーナーから3コーナーにかけて緩やかな上り坂があり、3コーナー過ぎからゴールにかけて緩やかな下り坂となっている。走路の断面はアーチ状で3、4コーナーはコース外側がややせり上がったバンク状になっている。野芝に洋芝をオーバーシードしたもので、ドバイのメイダン競馬場とほほ同質。最近は高速化傾向にある。
◆データ
※過去5年(19年以降)のデータを参照する。
☆ゲート番 ゲート番(7)が3勝と相性抜群。昨年もゲート番(7)の5番人気馬ジュンコが勝利した。
☆調教国 日本馬が最多の3勝で、2着3回、3着1回と活躍。日本馬の参戦がなかった20年を除けばすべての年で連対しており、過去5年で10頭が挑み、うち9頭が掲示板に入った。
☆騎手 モレイラ騎手が2勝、3着2回。昨年以外は常に馬券圏内だった。
☆年齢 4歳馬が2勝、2着4回、3着1回で最も多く馬券に絡んでいる。
☆性別 牝馬が1勝、2着1回、3着2回。牝馬の出走がなかった20年を除けばすべての年で馬券に絡んだ。