カーリング女子高視聴率に「すご~い。紅白みたい」

韓国から日本に向かう女子カーリングの左から鈴木、藤沢、吉田夕、吉田知、本橋(撮影・黒川智章)
韓国から日本に向かう女子カーリングの左から鈴木、藤沢、吉田夕、吉田知、本橋(撮影・黒川智章)

 カーリング女子で日本勢初の銅メダルを獲得したLS北見が、テレビの高視聴率を喜んだ。27日、韓国・襄陽(ヤンヤン)国際空港から日本に向けて出発した。

 日本勢初の快挙に、テレビ視聴率は高い数字をマーク。日本と英国の3位決定戦を放送したNHK総合(24日午後7時30分)の関東地区の平均視聴率25・0%(関西地区22・1%)。瞬間最高も午後10時43分に42・3%をマークした。日本が英国に勝利した直後、日本チームが喜び合い、会場の観客に手を振る場面だった。

 その数字を聞いたサード吉田知那美(26)は、大きく目を見開いて「え、すご~い。(NHK)紅白(歌合戦)みた~い」と驚きの表情を見せた。スキップ藤沢五月(26)も「すごい。(平昌五輪から)帰るのが寂しいです」と新しい歴史を刻んだ地を離れるのが名残惜しそうに話した。

 主将の本橋は「4年に1度のカーリングと言われないよう。根づくには努力し続けなきゃいけない。選手は現場で全力を尽くすことだと思う」と話している。時差がない平昌五輪で熱戦を繰り広げたことが、競技の知名度アップに大きくつながる形になった。