田中刑事「これが五輪なんだ」浮上の鍵はコミカルさ

男子SPで転倒する田中(撮影・山崎安昭)
男子SPで転倒する田中(撮影・山崎安昭)

<ピョンチャン五輪:フィギュアスケート>◇16日◇男子ショートプログラム(SP)

 田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は冒頭の4回転サルコーで転倒して20位だった。「空中から普段の回転ではなかった」。

 自己ベストより10点以上も低い80・05点。団体男子フリーに出場しているが「会場の雰囲気ががらりと変わった。これが五輪なんだと思った」。フリーはコミカルな動きを入れたプログラム。「団体の時は硬い演技になってしまった。緊張に打ち勝つようなフリーを見せたい」。