羽生結弦スケートのメダル量産「誇らしく」一問一答
平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子個人で、男子66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)が26日、都内で行われた日本代表選手団帰国時記者会見に出席した。
羽生は質疑応答の中で、五輪旗閑中の22日にエキシビションに向けた練習を行う中で、出場する選手とショートトラック対決をした件について聞かれ「かせを外してというか、スケートを純粋に楽しみたいなと思ってやった」と話した。主な一問一答は以下の通り。
-平昌五輪期間中、勇気をもらったことは
羽生 まず、スケート競技ですごくメダルが多かったこと。自分がスケート競技をしているので、それはすごく誇らしく思いますし、その中の金メダルの1つになれたことがうれしい。あとは、やっぱり山の競技でも、平野歩夢選手は2回、もう銀メダルを2度、高梨沙羅選手も念願のメダル…ソチ五輪の雪辱を果たしたような素晴らしい(銅)メダルだと思いますし、カーリングの方々も、初めてのメダルということで…本当に初めてずくしというか。それこそ主将(小平奈緒)も金メダルを取っていただきましたし、葛西紀明さんも8回、出ていますし、フィギュアスケートで言えば僕らは(銀メダルの宇野昌磨と)1、2ですし、そうやって1つ1つ、今まで日本のチームとしてためてきたものが、少しずつ百花繚乱(りょうらん)じゃないですけども咲いてきたのかなという気持ちでいるので、僕としても見ていて、とても勇気をもらいましたし、他の競技もメダルの方がたくさんいて、競技を見てくださる方もたくさんいたと思うので、一般人の人として、たくさん勇気と感動をもらいました。
-食べたもの、観戦した競技で印象に残ったものは?
羽生 特に食については興味がなさ過ぎて多分、僕がしゃべっても面白くないと思うので省きます。観戦していて面白かったなと思うのは、カーリングとショートトラックとマススタートとパシュートと、モーグルとスノーボードハーフパイプ(HP)です。
-エキシビションに向けた練習で、出る選手とスピードスケートをやっていたが
羽生 あれはショートトラックです。もう、何か…もちろん右足を痛めているから、やめろという声もあるかも知れないですけども、痛み止めを飲んで、ずっと練習している間、楽しいことが何も出来なかったですし、何か自分にとって、足首に対して制限しなきゃいけなかったし、スケートをやっていてジャンプを飛べる喜びとか、そういうものすごくあったんですけども、かせを外してというか、スケートを純粋に楽しみたいなと思って、ちょうどショートトラックを見ながら、これやりたいな、と思ってやりました。
羽生が食について特に興味がないことなど、プライベートをかいま見せるトークをすると、カーリング女子団体戦で銅メダルを獲得したLS北見のスキップ藤沢五月(26)らは思わず笑っていた。