複合団体永井の猛チャージ2位浮上に故郷が沸いた
平昌五輪ノルディックスキー複合団体が22日に行われ、岩手県八幡平市出身の永井秀昭(34=岐阜日野自動車)が出場した。
同市の安代総合支所田山支所では、パブリックビューイングが開催され、約40人の市民が集まった。
前半飛躍で3位につけ、迎えた後半距離。2番手の永井は4位で引き継ぐと、猛チャージし一時は2位に浮上した。地元選手の大活躍で、94年リレハンメル大会以来となる団体の表彰台入りが現実味を帯びてくると、会場は大盛り上がり。だが終盤で4位に落ちると、3番手の山元がさらに3位との差を広げられた。4位でメダルを逃したものの、観客は健闘をたたえた。
永井家の近所に住む阿部正昭さん(55)は「真面目な子でした。あまり目立たなかったけど、努力する子でした。ヒデは自分の力を出し切った。4位でも満足してます。泣かしてもらいました」と語った。