骨折していた渡部暁斗がW杯の終盤戦予定通り出場へ

渡部暁斗(2018年2月22日撮影)
渡部暁斗(2018年2月22日撮影)

 ノルディックスキー複合で、五輪直前に左肋骨(ろっこつ)を折りながら全3種目に出場、個人ノーマルヒルで2大会連続の銀メダルを獲得した渡部暁斗(北野建設)が、3月3日に再開するワールドカップ(W杯)の終盤戦に予定通り出場することが23日、関係者の話で分かった。

 W杯の個人戦は残り8試合。渡部暁は個人総合首位に立っており、複合の日本勢では1992~93年シーズンから3連覇を達成した荻原健司以来2人目の総合優勝を目指す。最後の種目となった22日の団体終了後「試合は来るし、とにかく手を抜かないで懸命に戦うしかない」と話した。大会中は負傷については言及していない。