葛西紀明、団体戦を前に家族と対面「パワー戻った」

ジャンプ団体に向けた公式練習を終え、ガッツポーズで引き揚げる葛西(共同)
ジャンプ団体に向けた公式練習を終え、ガッツポーズで引き揚げる葛西(共同)

 ノルディックスキー・ジャンプ男子で8度目のオリンピック(五輪)となる葛西紀明(45=土屋ホーム)は、4大会連続での団体出場が決まった。日本チームの斉藤智治監督(61)が18日、公式練習終了後、今日19日の団体は竹内択(30=北野建設)、伊東大貴(32=雪印メグミルク)、葛西、小林陵侑(21=土屋ホーム)のオーダーで臨むことを明らかにした。今季ワールドカップ(W杯)を制覇した小林潤志郎(26=雪印メグミルク)は調子が上がらず、メンバーから外れた。

 葛西は17日の個人ラージヒルで上位30人による決勝2回目へ進めなかったが、この日は1本目のジャンプで日本人トップとなる129・5メートルをマーク。「条件が良ければいくでしょ、という感じだった。若手に引っ張ってもらえたらうれしいが、自分も頑張らないと上にいけない。みんなで力を合わせる」と話した。この日午後に妻怜奈さん(33)ら家族と対面し「パワーが戻ってきました」と笑い「家族の前でメダルを取る」と目標を掲げた。

 各国のエースが集まるアンカーを務めることになった小林陵は「足を引っ張るんじゃなく、チームを引っ張れるようにしたい」と意気込んだ。

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