寺内健、風に負け予選落ち 「目指せるなら東京も」

 風に負けた-。男子板飛び込み予選が行われ、5度目の五輪出場となる寺内健(36=ミキハウス)は380・85点の20位と、上位18人による準決勝に進めなかった。

 演技開始直後から強風が吹き始める。2本目の寺内の番になると、嵐のような強風になる。1分以上待つも、風が止む気配がないため、思い切って飛んだが、飛び込み人生最低の18点と一気に最下位に沈んだ。

 親友の北島康介氏(33)も駆けつけ、声をからして応援する中、寺内は残り4本、気持ちを切り替えて70点以上の得点をマーク。あきらめず予選突破を狙ったが、上位18人のラインには9・05点届かなかった。悔やまれる失敗ジャンプだった。5度目の五輪で初の予選落ち。しかも風が原因だけに「悔しい。飛ぶタイミングが悪かった」と唇をかむ。完全燃焼とはほど遠い状況。「来季は続けたい。目指せるなら東京も目指したい」と現役続行を宣言した。

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