池江のクラスメート明かす「最近メークに興味」

 56秒86の日本新記録で6位に入った池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が在籍する東京・淑徳巣鴨高でパブリックビューイングが行われ、クラスメートが普段とのギャップに感激した。レースが始まると「頑張れ~!」と生徒や教職員らがエール。メダルには届かなかったが、大健闘に温かい拍手が送られた。

 池江と同じクラスの友人らは、手作りのうちわを手に応援。普段から遊ぶことの多い岩崎有里乃さん(16)は「学校にいるときと全然違うので新鮮でした。こっちの気持ちは入っていますが、あんまりプレッシャーをかけてもダメなので、見守ります」とニッコリ。一緒にプリクラを撮ったり、食事に行く仲で、池江は「最近化粧し始めたんだよね」とメーク道具にも興味を示しているという。リオ入り後もスマートフォン向けアプリ「Snapchat(スナップチャット)」などで、情報交換。岩崎さんは「リオからも送ってくれています」と語り、素顔とアスリートとのギャップに驚きを見せていた。

 担任の佐久間千春さん(58)は「クラスの中では普通の女子高生。特別扱いを嫌がる子。合宿に行く当日もキャリーケースを持って、2時間だけ授業を受けに来る。その後に合宿に行って…。すごいと思います」とエピソードを披露。佐久間さんが受け持つ音楽の授業では、小さい頃にピアノを習っていた池江が「エリーゼのために」を演奏することもあったという。教え子の勇姿を見守り「それだけの練習を積んできたんだと思います。素晴らしいです。残りも思いっきりやってもらえればいいと思います」と地球の裏側へエールを送った。

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