福原涙の銅「足を引っ張ってばかりで…苦しい五輪」
卓球女子団体の日本はシンガポールに3-1で勝利して、前回ロンドン大会の銀メダルに続く銅メダルを獲得した。
1番手起用の福原愛(27=ANA)は敗れたが、2番手の石川佳純(23=JA全農)が前回大会シングルス3位決定戦でストレート負けしたフェン・ティアンウェイ(29)とのエース対決にストレート勝ち。第3試合のダブルスで、福原と伊藤美誠(15=スターツ)とのペアで逆転し、最後は4番手の伊藤美誠(15=スターツ)がフェンにストレート勝ちした。
決勝進出を決めた男子に続き、日本初の男女アベックメダルを達成した。
試合後、福原は「本当に良かった。足を引っ張ってばかりで、みんなに感謝しています。一昨日(準決勝)も負けてしまって、何度も思い出して後悔していた。絶対に死ぬ気で勝ちに行きました。(伊藤の第4ゲームは)日本のみなさんと同じで祈るしかできなかったので、全神経を美誠に注いでいました。良い試合もあったけど、悔しい試合もいっぱいあった。本当に苦しいオリンピックでした」と目からほとばしる涙をぬぐっていた。