錦織「太刀打ちできなかった」マリーに敗れ3決へ
日本勢96年ぶりのメダルを狙う、世界7位で今大会第4シードの錦織圭(26=日清食品)がロンドン五輪金メダルの世界2位アンディ・マリー(29=英国)に1-6、4-6で敗れた。
錦織は試合後「ミスが多すぎた。彼(マリー)の安定したテニスに太刀打ちできなかった。ずっとプレッシャーを感じながらプレーしてました」。勝てばメダルが確定していたが「彼に勝てない悔しさの方が大きい」と話した。対戦成績も1勝7敗となった。
安定したマリーのプレーにつけいる隙がなかった。第1セットは1-1から5連続ポイントを失い落とした。第2セットも懸命にサービスゲームをしのいで粘ったが、結局1度もブレークすることができないまま敗れた。
20年アントワープ大会の男子シングルスで熊谷一弥、同ダブルスで熊谷、柏尾誠一郎組が銀メダルを獲得して以来の日本勢のメダルをかけて、フアンマルティン・デルポトロ (27=アルゼンチン)とラファエル・ナダル(30=スペイン)の敗者との3位決定戦に臨む。「しっかりリカバリーして、また明日頑張りたい」と前を向いた。