伊調所属のALSOK社長が特別ボーナス明言
伊調馨(32)が女子五輪初の4連覇を達成すると、所属するALSOKの東京・港区の本社からも大歓声が起こった。
柔道女子70キロ級で金メダルを獲得した田知本遥(26)ら社員約200人が18日早朝、大型モニターで観戦。金メダルが確定すると、「いいぞ!いいぞ!伊調」のコールが湧いた。青山幸恭社長と田知本が「1、2、3、4、ALSOK」の掛け声とともに、金色のくす玉を割り、偉業を祝福した。
青山社長は、特別ボーナスの支給を明言した。金額については「企業秘密です」と伏せたが、「ドキドキしたけど、やってくれると思ってました。本当にうれしい」と満面の笑み。残り4秒で逆転という劇的な試合だったこともあり、財布のひもも緩みそうだった。
また同社といえば、所属するアスリートを起用したCMも話題。昨年まで所属したレスリング吉田沙保里が目からビームを放ち、世界平和を守るものに代表される奇抜な作品が多数ある。伊調の4連覇を記念したCMの作成について、青山社長は「おもしろそうですね。そういうのもあるかもしれない」と前向き。同社によると「堅い会社のイメージとは違うもので、アスリートにこんな一面もあると分かるようなCM」を目指しているという。現在、伊調は同社CMでサンバを踊っているが、また新作ではアスリートらしからぬ、おもしろCMが見られる可能性もある!?
田知本は「ただただ偉大な方だなと思いました。同じ会場だったので、よみがえりましたし、見る立場になって感動をもらいました」と話した。試合後は涙を流し、自分のことのように喜んだ。