【ボートレース】デビュー11走目で初勝利、岡山支部の新星 負けじ魂で輝き増す/長尾萌加
女子レーサーの素顔に迫る「ビューティフルボートレース」。今回は長尾萌加(22=岡山)を紹介。
養成所時代はリーグ成績7・09、養成所チャンプ決定戦では2着の結果を残すなど、デビュー前から頭角を現していた。プロになってからは11走目でデビュー初勝利を挙げ、将来有望株として注目されている。そんな彼女のプライベート、ボートレーサーとしての話を聞いた。
-学生時代はどんなスポーツを行っていた
長尾萌加(以下長尾) 小学3年から高校まで部活として、ソフトボールをしていました。(自身の性格は)負けず嫌いで、チームだったけど、打順も1番が良かったという感じですね。
-ボートレーサーを目指し始めた理由は
長尾 元々は商業高校を卒業後、当時はやりたいことはなかったので、金融関係にいました。(ただ)座って事務作業をするのがなじめなかったですね。(そこでボートレーサーになることを)母に勧められました。自身の性格を知っているのもありましたので。(当初は)コロナ禍でボートレース場に入れなかったのですが、入れるようになって行くと、音とか迫力に一目ぼれしました。(やまと学校には)4回目で受かりました。
-プロのボートレーサーになり、直近で印象に残っていることは
長尾 (23年11月宮島の一般戦で)1着を取った時はびっくりしましたね。狙ってはいましたが、スタートをきっちり行って水神祭というイメージはしていました。展開をもらさずにいけて良かったですけど、次は自分の技術で1着を取りたいです。
-どんな趣味で楽しんでいる
長尾 スノーボードとかスポーツを楽しむのが好きだし、家でドラマを見るのも好きですね。
-仲がいい選手は
長尾 同期では香川支部の三嶌さららさんとは仲がいいです。同期のレースでこういうのがあったとか、プライベートでは何をしているとかは話します。
-当面の目標はどんなことを掲げているのか
長尾 今期で2点以上取ってB1級に上がるのが目標です。(また)レディースオールスターに出て、たくさんの方々に名前を覚えてもらいたいですし、いつかクイーンズクライマックスなど、大きい舞台にも出たいです。他では、2年から3年以内にはA級に上がりたいです。
-最後にボートレースの魅力を
長尾 ボートやエンジンが(決まるのは)抽選だし、ボートレース場によっては水面とかも違うのはいいと思います。ずっと女子の中で戦っていたので、男女が一緒に戦えるスポーツなのもいいと思います。
※次回は3月13日更新予定
◆長尾萌加(ながお・もか)2001年2月17日、岡山県生まれ。133期として23年11月児島デビュー。23年11月宮島一般戦でデビュー初勝利。今年の獲得賞金は112万3000円(2月8日現在)。153センチ、45キロ、血液型A。