【ボートレース】かっこいい!レーサーとしての母の生き様に憧れて同じ世界に挑戦/登みひ果

女子レーサーの素顔に迫る「ビューティフルボートレース」。今回は登みひ果(24=兵庫)を紹介する。

母は、元ボートレーサーのみつよさん。母親の生き方にかっこよさを感じ、選手を目指した。そっと見守る母のもとで、プロとして少しずつ技量を磨いている。選手としての一面や、家族間の話、プライベートなどについて聞いた。

母みつよさん(左)とのツーショット
母みつよさん(左)とのツーショット

-過去、どんなスポーツをやっていた

登みひ果(以下登) 残せる記録はありませんが、6年間、陸上をしていました。

-ボートレーサーを目指したきっかけ

登 母(みつよ)が元ボートレーサーで身近にあったのと、その(選手としての)生き方がかっこいいと思ったためです。

-みつよさんには相談した

登 一応、言いました。厳しい世界だし、けがもあるけど、自分がやりたいのなら行きなさいと、言われました。(ボートレーサー養成所を受けた時は)何の助言もなく、見守ってくれていた感じでした。(デビュー後は)和田拓也さんに師事しており、師匠の言うことを聞いとけばいいと言われましたね。

幼い頃、母みつよさん(左)との思い出の1枚
幼い頃、母みつよさん(左)との思い出の1枚

6年間、陸上に励んでいた
6年間、陸上に励んでいた

-ちなみに、みつよさんの現在

登 占い師をやっていて、第2の人生を楽しそうに過ごしていますよ。(私の)1年間を占ってもった時は唯一、フライングを切った際の月が『我慢、辛抱』と出て、占いが当たっていると思いましたね。

-デビューして直近の思い出

登 デビュー初1着を取れた時はうれしかったです。兵庫支部の方々や、憧れの先輩たちの中で挙げることができたので、うれしかったですね。

-同期組とは仲がいい

登 131期で良かったと思っています。一番上の野田昇吾をいじれるくらい、男女、年齢関係なく仲がいいので、同期に恵まれていると思っています。兵庫県支部の山下拓巳とは、ご飯に行ったりするし、大広咲季とも会ったり、会いに行ったりします。

養成所卒業時
養成所卒業時

-当面の目標

登 予選突破はできているのですが展開があってのことだったので、(次は)自力で予選突破をできるようにしたいです。

-最後にボートレースの魅力を

登 やりがいが一番だし、男女関係なくお互いの特性を生かして勝てるところです。(また)陸上をしていた分、(男女での争いで男子に勝つのは)厳しいと思ったけど、ボートレースは“女子力(※)”を出せば、勝てる時もあるところですかね。

※女子力とは 男子選手との体重差をレースで生かすこと

【次回は9月11日更新予定】

 
 

◆登みひ果(のぼり・みひか)1999年(平11)10月9日、兵庫県生まれ。131期として22年11月尼崎デビュー。23年7月桐生ヴィーナスシリーズでデビュー初勝利。今年の獲得賞金は772万8000円(8月7日現在)。150センチ、45キロ、血液型B。

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