【ボートレース】艇界のセナになる!「音速の貴公子」受け継ぐ北海道出身の17歳/中嶋世奈

女子レーサーの素顔に迫る「ビューティフルボートレース」。今回は中嶋世奈(17=静岡)を紹介する。

ボートレース場がない北海道出身。家族旅行でバナナボートに乗った際に、父親が、乗艇する彼女の姿がボートレーサーに見えたことで、そこから存在を教わったという。あれよあれよとプロになり、今は選手生活を満喫している。そんな中嶋の素顔に迫ってみる。

柴田百恵(左)と中嶋世奈の師弟が仲良くピース!
柴田百恵(左)と中嶋世奈の師弟が仲良くピース!

-学生の時はどんなスポーツや部活を

中嶋世奈(以下中嶋) 小学生の時はカーリングを少しやり、中学生、高校生の時は吹奏楽部でフルートとピッコロをやっていました。

-北海道出身ながら、どうやってボートレースを知った

中嶋 知ったのは家族旅行でバナナボートをやった時です。バナナボートのスピードを怖がっている私の姿が、父はボートレーサーに見えたらしく…。

7月の「大ほっかいどう祭」でトークショーに参加(中央)。左は新人レーサーの田中瀬里奈、右は元スピードスケート選手の高木菜那さん
7月の「大ほっかいどう祭」でトークショーに参加(中央)。左は新人レーサーの田中瀬里奈、右は元スピードスケート選手の高木菜那さん

-プロを目指した経緯

中嶋 中学で吹奏楽部に入ってからは興味が薄れていたのですが、15歳から(養成所の試験を)受けられるそのタイミングで父に「1回受けたら?」と言われました。気付いたら申込用紙に書かれていて…父にだまされました(笑い)。世奈という名前は、(レーシングドライバーの)アイルトン・セナさんが由来で、世界で活躍する人になって欲しい、小さい頃からボート、ボートと言われていましたね。

-試験はどうだった

中嶋 とんとんと受かりました。私自身はそんなに興味がなかったし辞退も考えていたけど、1回やってみよう、楽しくなかったら変えればいいと思っていました。でも(今は)楽しいし、ボートレースの魅力にも気付いてきました。

-実際にプロになって感じたこと

中嶋 課題がありすぎて…養成所時代の自分に「何をしているんだ」と言いたいです。スピードが怖くて、スピードをもったターンができないので、そこを克服したいです。

4月に名古屋本社に来社(右端)。左から樋江井舞、牧村俊輝、中村紋夕梨、井沢聖奈、宮崎奏磨、渡辺雄斗
4月に名古屋本社に来社(右端)。左から樋江井舞、牧村俊輝、中村紋夕梨、井沢聖奈、宮崎奏磨、渡辺雄斗

-プライベートではどんな感じ? 仲がいい選手はいる?

中嶋 先輩方が遊んでくれるようになって、充実しています。静岡支部の若手とも仲がいいです。本田愛さんとはよくサウナに行ったり、バーベキューや買い物に行きます。

-当面の目標

中嶋 目標はとりあえずB1級になれるように、頑張りたいですね。

-最後にボートレースの魅力を

中嶋 ボートレースは自分が頑張った分、成績や成果につながります。誰でも一からなれるし、1年間頑張ったらなれるので、なりたい方は、ぜひともお待ちしています!

※次回は12月11日更新予定

 
 

◆中嶋世奈(なかじま・せな)2007年(平19)3月2日、北海道生まれ。134期として24年5月に浜名湖でデビュー。今年の獲得賞金は276万7000円(11月11日現在)。154センチ、45キロ、血液型A。

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