【ボートレース】高校野球との運命を感じるV…“追い風”が吹いた戸田SGクラシック/毒島誠

日刊スポーツの読者のみなさま、本当にお待たせしました。久しぶりに(20年11月蒲郡チャレンジカップ以来)、SG(戸田クラシック)を優勝することができました。

“最低準優”の目標を掲げましたが、まさか、最高過ぎる形で報告できるのが、うれしいです。


戸田クラシックで優勝できました!感謝!
戸田クラシックで優勝できました!感謝!

エンジンを引いた瞬間、また実際に乗っても絶望感しかなかったです。すぐに、ピストン2個、ピストンリング4本、シリンダーケースの、いわゆるセット交換などをしました。2日目は再び本体を見直し点検。それが決め手となり、部品交換もなじみ、全部がバランス良くなった感じです。

風が強く、4日目に中止打ち切りもあり、すごく難しいシリーズでした。でも僕には、ものすごくツキがあった。一番緊張したのは準優勝戦。優勝戦に乗れるか乗れないかは雲泥の差です。最近、グレードレースで活躍できてなく、申し訳ないレースが続いていたので、逃げた時はホッとしました。

優勝戦はリラックスしてましたが、風はすごく意識しました。スタート事故は絶対に起こせない。でも風が吹くとインコース有利が多少変化するので、僕にとってはプラスでした。勝因はまさに“追い風”。すごく冷静で、適度に気分が高まってました。

今回の優勝は、ホッとしたというか、“長かった”のが実感です。関東のSG優勝は初めてですし、戸田はたくさんのお客さんがいた中で勝てたのも良かった。3月に賞金を加算できたのも、大きいです。体のメンテナンスは継続しつつ、今後も1走1走、頑張ります。

春のセンバツ高校野球では健大高崎が優勝しました。思えば初めてSGを取った時(13年8月)、夏の甲子園は前橋育英の優勝でした。何か、高校野球との運命を感じるくらいです。

僕も健大の伝統と言われるような機動力を生かした、また進化したレース運びができるようにしたいと思います。健大高崎の選手、関係者の方々、本当におめでとうございます。(ボートレーサー)

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