【ボートレース】地元の佐藤右京が江戸川で水神祭…取材に駆けつけると水際に柵ができていた
昨年5月にデビューした地元の佐藤右京(22=東京)が、うれしい初勝利を挙げた。1Rは4カドからコンマ06のトップスタート。「内を見たら誰もいないぞ、と。自分では(スタートが)入っていると思ったけど、2Mまでずっとフライングじゃないか確認していました。あとは早く終わってくれ、と思っていました」と白い歯を見せた。水神祭では、日曜日に駆けつけた地元ファンの前で2度放り投げられると、ピットでももう1度水面にダイブ。江戸川らしく仲間から「潮を感じるか?」と問われると「感じる!」と応えて笑わせていた。
発奮材料があった。弟の世那が今年3月に134期生として養成所を修了。養成所チャンプ決定戦にも進んだ(結果は転覆失格)。「養成所を出てきたので、何としても先に、と思っていました」と、兄の威厳を保ってか、安堵(あんど)の表情だった。
なお、江戸川での水神祭といえば、過日、弊社の某先輩記者が足を滑らせて自ら飛び込む「セルフ水神祭」を行い、一部かいわいで話題となった。この日、水際のデッキには安全柵? のようなものが取り付けられていたのを確認。当時現場に居合わせた関係者によれば「●村柵」(一部伏せ字)ではないか、とのこと。なお、ご本人に問い合わせたが、4月21日午後6時半現在、回答は得られていない。【山本幸史】