【ボートレース】岡山支部から新星、鳥取出身134期の長谷川暖が待望初勝利/大時計の向こう側

134期で新人の長谷川暖(はせがわ・ひなた、19=岡山)は、デビュー前から期待されていた。ボートレーサー養成所ではリーグ成績が7・04で、在校勝率1位だった。

長谷川暖が宮島ボートでデビュー初勝利を飾った(撮影・前原一樹)
長谷川暖が宮島ボートでデビュー初勝利を飾った(撮影・前原一樹)

その長谷川が7月28日、宮島ボート4日目に、デビュー初勝利を決めた。通算34走目だった。ピットでは、「うれしいです」と笑みがこぼれた。

本番は7R6枠。6コースからコンマ03のトップタイミングで飛び出すと、道中は1枠中里昌志と首位争い。2周1Mで逆転して勝利を手にした。「(中里が)いてる!となりました。いつもなら握っているけど、2周1Mは冷静でした」。展開をしっかり読み取ることができたという。

水神祭を終えて安堵(あんど)の表情を見せる長谷川暖
水神祭を終えて安堵(あんど)の表情を見せる長谷川暖

デビューから約2カ月で初勝利を収めた。次の目標については「B1級に上がって、そこから準優や賞典レースに入れるように頑張りたいです」と話した。

偶然にも、5日目より追加出場で岡山支部の先輩かつ同じ鳥取県出身の梅原祥平(27)がおり、後輩長谷川の勝利を見届けていた。「おめでとう!(2周1Mは)冷静でしたね。目の前で見られて良かったです」と記念の1勝を祝った。

2人は仲が良く、インタビュー中も冗談を言い合うなど終始、笑顔が絶えない様子だった。今後の長谷川の活躍に注目してほしい。【前原一樹】

長谷川暖と岡山支部で同じ鳥取県出身の先輩の梅原祥平(右)
長谷川暖と岡山支部で同じ鳥取県出身の先輩の梅原祥平(右)

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