【競輪】石井寛子「決勝に乗りたい!」巧みな位置取りでGP最低条件クリアするぞ/ヤマコウ

<小倉競輪:競輪祭女子王座戦>◇ガールズG1◇2日目◇20日

児玉碧衣が予選で敗退したのと対照的に、佐藤水菜や太田りゆは脚力の違いを見せつけた。ナショナルチームの強さが目立つが、当銘直美や石井寛子ら、そうでない選手の健闘も光る。

ガールズケイリンもインターナショナルルールとはいえ、位置取りも重要な要素だ。

ヤマコウは石井寛子のレースを読む力を評価
ヤマコウは石井寛子のレースを読む力を評価

経験の違いを見せたのが石井だ。予選は車番的に不利なものの、位置取りを積極的に取り入れて3着に入った。

ガールズは残り2周で位置が決まり、動きがないまま最終ホームを迎えることが多い。石井は初手から5番手にこだわり位置取りの大切さを重視した。最初に奥井迪が動くだろうから、その3番手は確保したいとの思惑だった。

打鐘で奥井の番手に追い上げ、カマした佐藤、吉川美穂の後ろに切り替え、バックで仕掛ける。石井のレースを読む胆力が光った一戦だった。

今節の彼女は決勝に乗ることがガールズGP出場への最低条件だ。「吐きそうなくらいの緊張感で挑んでいる。決勝に乗りたい!」と心境をストレートに表現した。

準決12Rは再度、佐藤と同乗した。初手は尾方真生と佐藤の間でレースを組み立てるだろう。マークの厳しい当銘をどうしのげるかがポイントだろう。(日刊スポーツ評論家)

 
 

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