【競輪】当銘直美、決勝は佐藤水菜マークで勝負! 今度は優勝の涙が見たい/ヤマコウ

<小倉競輪:競輪祭女子王座戦>◇ガールズG1◇3日目◇21日

ガールズグランプリ(GP)出場メンバーが今夜、決定する。G1「競輪祭女子王座戦」決勝は、佐藤水菜が断然人気を集めそう。ヤマコウ(山口幸二氏=日刊スポーツ評論家)は当銘直美(28=愛知)に熱視線を送る。

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1予<1>5Rで2着の三谷将太が記者会見場にオラオラムードで入ってきた。「(2着でも)あまり足の感触はよくないね。それよりも花粉が…」と話すものの、唐突すぎて報道陣に伝わらない。恥ずかしそうに「前回の四日市(G3)で花粉が苦しかったんですわ…」と繰り返し話す姿は番長ではなかった。

レースの花形は先行選手だが、ヨコの実力を認められ「関わりたくない」と思われる選手に私は引かれる。自力選手同士も駆け引きしているが、追い込みにもそれは必要だ。

ヤマコウは当銘直美の歓喜の涙を待ち望んでいる
ヤマコウは当銘直美の歓喜の涙を待ち望んでいる

ガールズ準決12Rの当銘直美は「サトミナ(佐藤水菜)の後ろを狙っていたが、そこが欲しい選手が多かった」ので気を抜けなかった。現状では当銘が自力でタイトルを取ることは難しいが、「マーク選手として売り出せた」ことがパールカップ、ガールズケイリンフェスティバルと連続で特別レースの決勝進出につながった。勝負するのは自力選手だけではない。自分で決めた位置で勝負をすることも大切だ。その意味で当銘はサトミナの後ろで腹をくくった。決勝もサトミナの後ろで勝負すると読んだ。パールカップは決勝に勝ち上がれたことで泣いたが、今度は優勝の涙が見たい。(日刊スポーツ評論家)

【決勝:ヤマコウの印】◎当銘直美 ○佐藤水菜 ▲太田りゆ ☆尾崎睦 △久米詩

◆ガールズGP出場争い 吉川美穂が準決で脱落したため賞金ランクに変動が起こらず、前検日段階で賞金ランク5位だった石井寛子に当確ランプが点灯。残る1枠をめぐる争いに焦点が絞られた。出場権を持たない佐藤水菜、久米詩、太田りゆ、当銘直美、梅川風子の5選手が優勝すると、そのまま最後の切符を獲得。当確組の尾崎睦、石井貴子がタイトルを取ると、吉川が7番目に滑り込む。

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