【競輪】犬伏湧也の先行力に期待 援護は1番車の松浦悠士 有利に運んで主導権奪取/ヤマコウ

<小倉競輪:競輪祭>◇G1◇5日目◇23日

2予A・9Rで2着に入った荒井崇博が鼻息荒く共同会見場に現れた。レース直後と番長キャラが相まって、さらに迫力が増している。

犬伏湧也を「2走目は調教できたが、ドッグランに連れてきたら好き勝手に走られて大変だった」と評して笑いを誘った。報道陣の方も気分屋の荒井を調教して欲しいと思ったかどうかは分からない。

ヤマコウが準決11Rで本命に推す犬伏湧也
ヤマコウが準決11Rで本命に推す犬伏湧也

荒井がそう表現した犬伏だが、3走目は先行できなかったとはいえ、トップスピードの高さは変わらない。

1予<1>5Rは逃げて5着。単騎逃げとなったとはいえ、末足が甘く本来の調子とは言い難かった。1予<2>4Rでは、逃げる犬伏の3番手に入った郡司浩平がバックで仕掛けたものの車が出ず、もう1度3番手に付き直した。今の郡司が手間取ったことが犬伏の潜在能力の高さを示している。

2予は犬伏ラインの後ろを狙おうと、同型が後ろ攻めの犬伏を警戒した。結局、逃げる(山口)拳矢をまくりで仕留めたのだが、「足並みが合わなかった」と独特の言い回しで表現し「1着が取れてなかったのでうれしいです。準決はレベルが上がるので今の組み立てだと苦しい」と分析した。しかし、「先行は犬伏」の印象は変わらない。

準決11Rは松浦が1番車をもらったことで、流れを見て主導権が取れるので有利に進められる。(日刊スポーツ評論家)

【準決11R:ヤマコウの印】◎犬伏湧也 ○松浦悠士 ▲真杉匠 ☆北井佑季 △松谷秀幸

おすすめ情報PR

ボート競輪オートニュースランキング