【アジア大会】日韓対決の決勝は、前半1-1で折り返し 先制するも追いつかれる
<第19回アジア大会:U-24韓国代表-U-22日本代表>◇7日◇決勝◇中国・杭州
13年ぶりの優勝を目指す日本(U-22日本代表)が韓国(U-24韓国代表)と対戦し、1-1で前半を折り返した。
2大会連続日韓対決となった決勝で、先手を取ったのは日本だった。前半2分にMF佐藤恵允(ブレーメン)が左サイドを抜けだして深い位置からクロス。こぼれた球を拾ったMF重見柾斗(福岡大)からパスを受けたFW内野航太郎(筑波大)が冷静にゴール右上に決めた。
しかし徐々にペースは韓国に傾いた。同27分に右サイドを崩され、クロスを上げられると、大外にいたチョン・ウヨンにヘディングで豪快に決められて、同点となった。その後も圧力をもって攻め込む韓国に押し込まれる展開が続いた。
過去最多の5回の優勝を誇る韓国は、優勝すると兵役が免除されることもあり、強豪パリ・サンジェルマンMF李康仁(イ・ガンイン)ら4人の欧州組に加え、年齢制限外のオーバーエージ(OA)枠をフル活用するなど、本気モードで挑んでいる。日本は、パリオリンピック(五輪)男子の1次予選を兼ねた9月前半のU-23(23歳以下)アジア杯の予選に入らなかったメンバーで臨み、大学所属の選手が約半数を占める中、なんとか食らいついて最少失点で前半をしのいだ。