静岡学園が凱旋、阿部主将「サポートが力になった」
全国高校サッカー選手権で24大会ぶりに優勝した静岡学園が凱旋(がいせん)した。
3-2で逆転勝ちした青森山田との決勝から一夜明けた14日に帰静。市民ら約500人が集まった静岡市役所での優勝報告会に出席した。優勝旗を持つDF阿部健人主将(3年)を先頭に、選手たちは胸を張って入場。盛大な拍手で迎えられ「静学フィーバー」に沸いた。
選手を代表してあいさつしたDF阿部は「優勝できたことで感謝の気持ちを伝えられる機会をもらえました。多くの人のサポートが力になりました」と感謝の言葉を並べた。この日は早朝6時から都内でテレビ出演。午後3時過ぎに学校に到着すると、全校生徒からも出迎えを受けた。川口修監督(46)は「本当にうれしい。応援が力になりました」と晴れやかな表情を見せた。
同校では初の単独優勝を成し遂げたことで、今年は追われる立場になる。快挙にも1、2年生は浮かれることなく、15日に始動する。新チーム初の公式戦は、18日の新人戦中部地区大会。DF田辺秀斗(2年)は「また同じ舞台に立てるように頑張りたいです」と意気込んだ。全国覇者が、早くも連覇に向けて動きだす。【神谷亮磨】