【C大阪】毎熊晟矢、オランダ1部AZへの完全移籍正式発表 18日に渡欧しメディカルチェック

セレッソ大阪は21日、DF毎熊晟矢(26)がオランダ1部AZアルクマールに完全移籍すると正式発表した。

13日にC大阪での活動から離脱し、18日に現地入り。メディカルチェックを受け、このたび正式契約を結んだ。Jリーグ屈指の右サイドバック(SB)は、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会へ、オランダから目指すことになる。

AZは23-24年シーズンにオランダ1部で4位につけ、来季の欧州リーグ出場権を獲得。毎熊にとっては多くの出場機会を見込め、代表定着や世界へのアピールにもなる。

AZには、同じ日本代表で同じ右SBのDF菅原由勢(23)が所属するが、ステップアップで今夏に新たなクラブへ移籍となる可能性が高い。

長崎県出身の毎熊は、東福岡、桃山学院大、J2V・ファーレン長崎を経て、22年にC大阪移籍。右MFなど攻撃的な位置と右SBを兼務しながら、J1通算74試合4得点をマーク。昨年9月に日本代表に初招集され、今年1月開幕のアジア杯では主力を務めた。

15日の浦和戦をスタンド観戦し、試合後の控室では仲間に「この2年半いろんな人のおかげで、すごく成長できた。一番はここにいるみんなのおかげで、代表にも入ることができたなと心から思っています。このチームでタイトルを取りたかったというのが心残りだが、このチームなら取れると思う」などとあいさつしていた。

◆毎熊晟矢(まいくま・せいや)1997年(平9)10月16日、長崎県出身。東福岡3年時はFWとして総体と選手権で全国2冠。桃山学院大では全日本大学選抜入り。20年にJ2長崎に入団し、右SBに転向。22年C大阪移籍。J1通算74試合4得点。日本代表へは23年9月に初招集され、国際Aマッチ通算8試合無得点。179センチ、69キロ。