【ルヴァン杯】パリ帰り横浜FW植中朝日2ゴール「思ったようにプレーできた」

  • 横浜対札幌 前半、先制ゴールを決めた横浜植中(撮影・野上伸悟)
  • 横浜対札幌 後半、チーム3点目がオウンゴールでの得点となり笑顔で悔しがる横浜植中(撮影・野上伸悟)
  • 横浜対札幌 後半、チーム3点目がオウンゴールでの得点となり笑顔で悔しがる横浜植中(撮影・野上伸悟)

<YBCルヴァン杯:横浜6-1札幌>◇準々決勝第1戦◇4日◇ニッパツ

横浜F・マリノスは22歳のFW植中朝日が最前線で攻守に躍動した。

パリ五輪に出場したアタッカーが2得点で大勝の起爆剤となり、横浜F・マリノスは2大会連続の4強入りへ前進。「ハットトリックができれば言うことがなかったけど、ゴール以外の部分でも思ったようにプレーできた」と振り返った。

ワントップで先発し、前半30分にこぼれ球を詰めて先制。6分後には速攻から正確なシュートを隅に蹴り込んだ。直後のキックオフで持ち味の守備でも存在感を示した。再開と同時に猛然とプレスをかけて北海道コンサドーレ札幌の荒野から球を奪うとゴールへ突進。ファウルを受けて荒野の一発退場を誘い、数的優位な状況をつくりだした。

リーグ戦はここ2戦で出番なし。この日は複数の主力がメンバー外で、アピールの場だった。終盤に6点目が決まると球をセンターサークルまで抱えて戻し、次の得点を求める貪欲さを示した。「(突破が)決まったわけではない。気を引き締めてやりたい」と第2戦を見据えた。