【磐田】190センチ大型FWペイショット「ベスト尽くす」次節C大阪戦9戦ぶり先発に意欲
J1磐田FWマテウス・ペイショット(28)が残留への救世主になる。9日は磐田市内で調整した。現在チームはJ2自動降格圏の18位で、残留ラインとなる17位京都との勝ち点差は「6」。今季新加入のブラジル人助っ人は「1%の可能性が残っている限り、最後まで戦わなければいけない」と強い決意を口にした。
出場時間が増えるチャンスが巡ってきそうだ。19日の敵地C大阪戦では今夏に期限付き移籍で加入したFW渡辺りょう(27)が契約上の規定で出場できないため、9試合ぶり先発出場のチャンスもありそうだ。直近5戦はいずれも後半終盤からの途中出場。ゴールは6月の東京V戦から遠ざかっているが「出た時間でベストを尽くすことだけを考えている」と、チームの勝利を最優先に考える。
前節広島戦は1-2で敗戦。首位相手に善戦したが、勝ち点は積めなかった。ただ、悲観はしていない。3バックの新システムで臨み、一定の手応えをつかんだ。「さらに成熟させればいいオプションになると思う」。両サイドからのクロス攻撃が活性化する兆しも見えた。「自分の特徴も出しやすい」と190センチの大型FWはうなずいた。
今季は残り6試合。逆転でのJ1残留へは勝利が求められる。「こういう状況を招いたのは自分たち。だから自分たちで乗り越えなければいけない」。コンディションを整え、状況を好転させる1発を狙う。【神谷亮磨】