【山形】「ゲームチェンジャー」2人のゴールで6戦連続複数得点6連勝 清水のJ1昇格阻止
<明治安田J2:清水1-2山形>◇第35節◇20日◇アイスタ
モンテディオ山形が、アウェーで清水エスパルスに2-1で逆転勝ちし、6連勝で勝ち点を57に伸ばした。
J1昇格プレーオフ圏内の6位ベガルタ仙台と勝ち点1差の7位をキープした。勝てばJ1自動昇格圏の2位以上が決まった清水は今季のホーム無敗が16でストップし、3年ぶりのJ1復帰は持ち越しとなった。
勢いに乗る山形が、J1昇格に王手をかけていた清水から2ゴールを奪って逆転した。6試合連続複数得点での6連勝。後半30分に先制点を許したものの、試合終盤に途中出場のFW高橋潤哉(27)とFW後藤優介(31)が立て続けにゴールを決めた。渡辺晋監督(51)が「ゲームチェンジャー」と呼ぶ交代出場選手2人の活躍で勝ちきった。
Jリーグ通算299試合目の采配となった指揮官は「勝ちきることでつかめるものがある。逆に言うと、今日の勝利でも我々は何もつかめていない。プレーオフを含め残り5試合を勝ち続けないと、つかめるものもつかめない」と言った。
7月にJ1鹿島から経験豊富なMF土居聖真(32)、J1湘南からFWディサロ燦シルヴァーノ(28)が加入。2人が先発に定着し、高橋ら交代出場選手も活躍して上昇気流に乗った。第16節の時点で16位に低迷していたが、チームは反骨心を見せ、8月以降は9勝1分け1敗。指揮官は「浮かれることなく引き締めてまた進んでいきたい」と高みを見据えた。
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