【ルヴァン杯】「すごい作品、すごく感動」野々村芳和チェアマン、好ゲーム決勝に充実感
<YBCルヴァン杯:名古屋3(5PK4)3新潟>◇2日◇決勝◇国立競技場
Jリーグの野々村芳和チェアマン(52)が、好ゲームとなったルヴァン杯決勝を興奮気味に振り返った。
PK戦までもつれる死闘を「いつも言ってるようにすごい作品だったと思いました」と総括した。続けて「試合内容ももちろん劇的だし、選手、現場すごく頑張ってくれた。30年以上Jリーグをやってきて、これだけの人が、この悪天候の中、集まってくれるんだと再確認できたことは、現場にいる人たち、Jリーグ、クラブみんなが『このままいける』と思えるようなものだった。僕はすごく感動しました」と手応えを示した。
Jリーグ開幕からのオリジナル10と地方の後発クラブによるファイナル。リーグ発足30年の歴史、発展を感じるような熱戦となった。「新潟もあと1歩でしたけど、自分達もやれるんだと思えただろうし、次につながるいいものになっているのではないか。地域にそういうクラブが出てきたというのが、すごく日本のサッカー、Jリーグにとっては大きなことだった。こういう戦い見ていると、リーグカップの意義というのもすごくある」とうなずいた。