【ルヴァン杯】名古屋GKランゲラックが優勝&MVPで有終の美「最高の終わり方」今季限りで退団

  • 名古屋対新潟 ルヴァン杯優勝を果たしカップを掲げ喜ぶGKランゲラック(中央)ら名古屋イレブン(撮影・宮地輝)
  • 名古屋対新潟 ルヴァン杯を手に笑顔の名古屋稲垣(左)とGKランゲラック(撮影・宮地輝)
  • 名古屋対新潟 PK戦で決める名古屋GKランゲラック(撮影・宮地輝)
  • 名古屋対新潟 後半、ルーズボールをキャッチする名古屋GKランゲラック(右)(撮影・垰建太)
  • 名古屋対新潟 後半、新潟小見(左)にPKを決められる名古屋GKランゲラック(同2人目)(撮影・宮地輝)
  • 名古屋対新潟 PK戦、新潟2人目の長倉幹樹のボールは枠を外れる。GKランゲラック(撮影・垰建太)
  • 名古屋対新潟 PK戦を制した名古屋の選手たちはGKランゲラックのもとで喜びを爆発させる(撮影・垰建太)
  • 名古屋対新潟 PK戦を制した名古屋の選手たちはGKランゲラックのもとで喜びを爆発させる(撮影・垰建太)
  • 【イラスト】YBCルヴァン杯決勝トーナメント
  • 【イラスト】リーグ杯の入場者数上位5試合
  • 【イラスト】国内3冠歴代優勝クラブ

<YBCルヴァン杯:名古屋3(5PK4)3新潟>◇2日◇決勝◇国立

雨中の死闘を制した名古屋グランパスが、21年以来2度目の優勝を飾った。前半31分と42分にFW永井謙佑(35)が決めながら、後半新潟に追い付かれて延長に突入。延長前半3分に再リードしても同後半6分に再び失点する激動の展開となったが、最後はPK戦の末に勝利した。

   ◇   ◇   ◇

主将で守護神のGKランゲラックが、優勝とMVP獲得で有終の美を飾った。

18年から名古屋でプレーし、今季限りでの退団を発表している元オーストラリア代表は、新潟に押し込まれた場面で幾度となく好セーブ。PK戦では2番手として成功もして、3失点しながらのMVPに選出も納得のパフォーマンスで名古屋に5つ目のタイトルをもたらした。「優勝することで最高の終わり方ができると思っていた。それができて本当にうれしい」。名手は充実した表情で話した。

名古屋での7シーズンのうち4シーズンでリーグ戦フルタイム出場を果たし、それ以外の年も守護神の座を譲ることはなかった。21年に記録した823分連続無失点は、今も破られていないJリーグ記録。リーグ239試合出場は、184試合のストイコビッチを大きく上回る名古屋の外国人選手歴代1位という数字も貢献度の高さを物語る。そんな功労者のために、周囲は「ミッチのために」を合言葉に団結。チームとしての戦いを強調する主将は「正直あまり心地よくなかった」とも口にしたが、優勝でのフィナーレには「いい完結の仕方ができた」と満面の笑みを浮かべた。

【ルヴァン杯】名古屋がPK戦を制し3年ぶり2度目V 新潟は初タイトルならず/決勝ライブ詳細