【栃木】元日本代表の40歳FW矢野貴章がフル出場で存在感発揮 来季も現役続行へ強い思い
<明治安田J2:横浜FC0-0栃木>◇第37節◇3日◇ニッパツ
J3への降格が決定している栃木SCは、敵地で横浜FCと引き分けた。
元日本代表の40歳FW矢野貴章が、今季初のフル出場で攻守に奮闘した。チャンスは多くなかったが、前線で起点となり、守備でも相手の最終ラインにプレスをかけ走り続けた。
今季は15試合で先発も無得点と数字は残せず、チームもJ3に降格した。「僕自身も結果を残していないし、チームも力が足りなかった。努力の部分が足りなかった」とし、最終戦へ向け「常に得点は狙っている。その気持ちは変わらず、次に向けて準備したい」と話した。
栃木との契約は今季で終了するが、来季も現役を続ける意向を持つ。「気持ちとしては続けたい。少しでも高いレベルでと思っている」と明言した。年下の選手が引退していく中、現役にこだわる理由を「僕の中ではもっとうまくなりたい、という気持ちがあるので。今日みたいな、しびれる試合はたまらない。そういったところでやりたい気持ちがある」と、あふれるサッカーへの情熱を口にした。