【柏】DF関根大輝、木曜日のA代表発表に「一喜一憂せず」森保監督から受けたアドバイスも胸に

柏レイソルのDF関根大輝(22)が、日本代表活動で培った「目の前の相手に負けない」意識で、連敗を止める。

チームは5日、柏市内でアルビレックス新潟戦(9日、三協F柏)に向け調整。3試合連続で後半追加タイムに失点し、勝ち点を落としており、現在、勝ち点39で17位。対する新潟は勝ち点40で16位で、互いに残留がかかる大事な一戦だ。

相手はルヴァン杯決勝で延長PK戦の末に準優勝している。関根は「(新潟は)悔しさは持っていると思うし、そういう部分をぶつけてくると思う」と相手のリバウンドメンタリティーを警戒し「こっちも負けられない試合。シンプルに勝ちたいという気持ち。結局は1対1のバトルの所。そこで、自分たちが上回れれば」と見据えた。

目の前の相手に負けない気持ちは、追加招集された10月のA代表の活動でより高まった。A代表の練習で、森保一監督から「目の前の相手に簡単にシュート、クロスをやられない」ことのアドバイスも受けた。

「代表から戻って、常に目の前の相手に負けないことは意識してやっている。その基準は自分の中で上がっている感覚はすごくある」と手応えを口にする。

7日にはワールドカップ(W杯)北中米大会・アジア最終予選に挑む日本代表発表が行われる。10月の活動時は、代表発表の日程を忘れていたが、今回は「ちょっと気にします」と苦笑した。「1対1で負けないとか、そういう基準はどんどん上がっていると思う。もし入らなくても、成長したいと思っている。そこは一喜一憂せずにいきたい」と心境を吐露した。【岩田千代巳】