【横浜FC】1年でJ1復帰 最終節で負ければ自動昇格消滅のヒリヒリした戦いの中で敵地ドロー

  • 山口と引き分けJ1復帰を決め、サポーターと記念撮影する横浜FCの選手ら(共同)
  • 山口と引き分けJ1復帰を決め、サポーターと記念撮影する横浜FCの選手ら
  • 山口と引き分けJ1復帰を決め、サポーターにあいさつする横浜FCの選手たち
  • 山口と引き分けJ1復帰を決め、タッチを交わす横浜FCの選手たち=みらスタ(共同)
  • 山口と引き分けJ1復帰を決め、喜ぶ横浜FCイレブン=みらスタ(共同)

<明治安田J2:山口0-0横浜FC>◇最終節◇10日◇みらスタ

横浜FCが敵地で山口と0-0で引き分け、1年でのJ1復帰を決めた。昇格に王手をかけた10月19日の仙台戦から2敗1分けと足踏みし、最終節で負ければ自動昇格消滅のヒリヒリした戦いの中で自動昇格を手にし、四方田修平監督は「ほっとした」と話した。

J2に降格した今季から四方田監督の札幌時代の教え子で、左足のキックが持ち味のDF福森晃斗(31)が加入した。選手が大幅に入れ替わる中、開幕ダッシュに失敗し、首位清水との勝ち点差は最大12に開いた。だが、堅守を軸にして、福森のキックを武器にセットプレーやクロスで得点を重ねるスタイルを浸透。5月に首位清水を撃破すると、そこから8連勝と勢いに乗った。今季60得点のうちPK(3点)、直接FK(1点)を含めセットプレーからの得点はリーグ最多の22点。失点もリーグ最少で、直近4試合は2敗2分けと足踏みも、1年を通し「勝負強さ」が育まれた。

「もう1度、左足をJのサポーターの皆さんに見せるため」と移籍を決断した福森は、同じ左足キックを武器にする中村俊輔コーチの教えを受け完全復活。「俊輔さんの前で下手なキックは蹴れない」と練習に取り組んだ成果を出し、昇格の瞬間、涙が止まらなかった。

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