【C大阪】進藤亮佑「公私混同しすぎないように」30日ホーム鹿島戦に大好きなコブクロが来場

セレッソ大阪の元日本代表DF進藤亮佑(28)が20日、次節30日の今季ホーム最終戦となる鹿島アントラーズ戦(ヨドコウ)での勝利を誓った。

今季残り2戦全勝でも、現在の7位から最高で6位止まり。この状況に進藤節がさく裂した。

「鹿島戦は何も(タイトルや大きな目標が)かかっていないんで、気が抜ける要素は満載。そういう時こそ、選手の本質が出るし、スキが生まれてしまう。でも僕のプレーは、何も変わらない。今まで以上に、細かいところにこだわっていきたい」

ホーム鹿島戦は昨季まで悪夢の11連敗中。北海道コンサドーレ札幌から、21年にC大阪に移籍してきた進藤は、加入後のホーム3試合には先発せず、2試合に途中出場しただけ。

「その記録に僕は興味ない。先人たちが多く負けているだけ」と、冗談満載で突き放したが「札幌時代から鹿島とは厳しい試合が続いていた。Jリーグを代表するチーム」と、最上級の警戒を怠っていない。

鹿島戦後には尊敬するプロ19年目の主将、DF山下達也(37)の引退セレモニーがある。今季限りで退団する小菊昭雄監督(49)の別れのあいさつもある。

当日には「桜」などのヒット曲で知られる人気デュオ「コブクロ」がゲストで来場する。ハーフタイムに歌声が披露される予定だ。

この話題に、進藤の思いは最高潮。

「小学校時代からコブクロは大好き。どのアーティストよりも曲を聴いた回数は多い。ライブにも行ったし、CDは実家にある。シングル、アルバムの曲は全て押さえ、リスペクトしている」

好きな理由を問われると「好きな人の理由を、1つだけ言えますか? 僕は言えない。せっかく同じピッチに立てるので、公私混同しすぎないようにします。試合のモチベーションとは別だが、会えるのは純粋にうれしい」。

この日、大阪市内で行われた公開練習後、進藤はリップサービス満載で取材に応じた。打倒鹿島という目標に向け、チーム副主将に燃える材料はたくさんある。