【天皇杯】23日決勝、J開幕以降初の関西勢対決 神戸が地力で上回り優位、G大阪は決定力が鍵
サッカーの第104回天皇杯全日本選手権決勝は23日に東京・国立競技場で行われ、J1のヴィッセル神戸とガンバ大阪が対戦する。関西勢による決勝は全関学と大阪クラブが顔を合わせた第33回大会以来71大会ぶりで、1993年のJリーグ開幕以降では初めて。
5大会ぶり2度目の優勝を狙う神戸はリーグ戦でも首位と地力では上回り、優位に立つ。武藤や宮代、天皇杯で3回戦から4試合連続ゴール中の佐々木が好調で、軽微な故障で別調整が続いていた大迫、酒井も合流。左膝故障の山口主将も復帰し、強度の高い戦術を徹底できる駒がそろった。
9大会ぶり6度目の頂点が懸かるG大阪は3回戦以降の4試合を全て1点差で勝ち上がってきた勝負強さを発揮できるか。今季のリーグ戦では神戸に1勝1分けと相性がいい。点の取り合いも予想され、宇佐美や、横浜F・マリノスとの準決勝で延長後半に決勝点を挙げた坂本ら前線の決定力が鍵。守備陣は直近の公式戦3試合は計7失点と安定感を欠くだけに、自陣で不用意にボールを失うミスは避けたい。