【天皇杯】神戸の吉田孝行監督が選手&監督で優勝「最高で~す」「しぶとく勝利出来た」

  • 1999年1月1日 第78回天皇杯・決勝戦 後半28分、決勝点のゴールを決めた横浜F・FW吉田孝行は大喜び
  • G大阪対神戸 天皇杯優勝を決めた神戸(撮影・宮地輝)
  • G大阪対神戸 後半、ゴールを決めた神戸宮代(右から3人目)(撮影・宮地輝)
  • G大阪に競り勝ち優勝を果たし、喜ぶ大迫(中央)ら神戸の選手たち(共同)
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<天皇杯:神戸1-0G大阪>◇23日◇決勝◇国立競技場

ヴィッセル神戸がガンバ大阪を1-0で破り、5大会ぶり2度目の頂点に立った。

昨季のリーグ初優勝に続いて神戸にタイトルをもたらした吉田孝行監督(47)は、99年元日に横浜フリューゲルス最後の試合での優勝以来の大会制覇。Jリーグ開幕以降で8人目となる選手と監督での優勝を成し遂げ、決勝得点者では初となるダブル制覇の偉業を達成した。

勝利の心境を問われると「最高で~す」。サポーターの大歓声を浴びた。

前半は0-0で折り返し、後半19分に左サイドを崩すと最後はFW宮代大聖(24)が先制ゴールを決めた展開だった。「前半から自分たちのサッカーはそこまで出せなかったんですけれど、我慢強くみんながやろうということで、後半もそうやって選手が入ってくれましたし、しぶとく自分たちらしく勝利出来たと思っています」と選手らをたたえた。

チームはリーグ戦でも連覇を狙い、2位サンフレッチェ広島と勝ち点3差のトップを走っている。「まだ自分たちはもう1つタイトルがかかっているので、必ず神戸にまたシャーレを持って帰りたいと思います」と誓うと、サポーターからは吉田監督のチャントが沸き起こった。