【C大阪】上門知樹が鹿島戦で今季初得点狙う 翌日はWEリーグの応援で2日連続本拠地来場へ
セレッソ大阪のMF上門知樹(うえじょう・さとき、27)が、気合の“ホーム2連戦”に臨む。
30日は今季ホーム最終戦となる5位鹿島アントラーズ戦(ヨドコウ)。現在7位のC大阪は残り2試合となり、27試合無得点の上門にとっては、今季初得点を狙う舞台。J1で22年から3シーズン連続のゴールを懸けた重要な一戦になる。
26日に取材に応じた際は「そこはもちろん、取りたいが、チームが勝つことが一番大事で、その上で僕が点を取れたらベスト」と気を引き締めた。
ベンチ入りするには、MF田中駿汰(27)が警告の累積で出場停止とはいえ、コンディションを整えたMF香川真司(35)らとの争いにもなる。
鹿島との試合後は、今季限りで退団する小菊昭雄監督(49)の別れのあいさつと、今季限りで現役を引退する主将DF山下達也(37)のセレモニーが行われる。
小菊監督から今季、FW、攻撃的MF、守備的MFの3刀流で起用されてきた上門は、ここまで指揮官の期待に応えきれていない。
「それは僕もすごく思っている。ヤマさんの引退も迫っているので、何とか勝利で花を添えたい」
ホーム鹿島戦は、昨年まで11連敗中で「正直、勝ち負けは常にある。でも、嫌な流れをしっかり、断ち切れるようにやりたい」と意気込む。
鹿島戦の翌12月1日は、WEリーグの9位C大阪ヤンマーレディースが、本拠地ヨドコウで首位INAC神戸を迎え撃つ。
その関西決戦に、上門はFW北野颯太(20)、MF柴山昌也(22)とともに来場することが決定。けがなどの場合は変更の可能性もあるというが、会場の各ブースに配置され、サポーターとふれあう機会が設けられるという。
自身の試合翌日は、いわばJリーグとWEリーグの垣根を越えた応援隊になる。シーズン最終盤で背番号7が“ホーム2連戦”を盛り上げてくれそうだ。