【ユーロ】ポルトガル39歳ロナウド&41歳ペペの去就「個人の決断まだない」マルティネス監督

  • 攻め込むポルトガル代表C・ロナウド(AP)

<欧州選手権(ユーロ2024):ポルトガル0-0(PK3-5)フランス>◇5日(日本時間6日)◇準々決勝◇ハンブルク

ポルトガルで史上最多6度目の出場となった39歳FWクリスティアノ・ロナウド(アルナスル)、史上最年長出場となった41歳DFペペ(ポルト)がドイツから去った。

4強を懸けて優勝候補のフランスと戦ったが、スコアレスのままPK戦で3-5と敗れた。ロナウドは延長前半3分にベルナルド・シウバのパスからゴール前で絶好の得点機を迎えたが、シュートを“吹かし”ゴール枠から大きく外した。それでもPK戦では1人目で冷静にゴール左隅に決めた。

ペペも後半終了間際にカウンターからピンチを迎えたが、懸命に戻り、伸ばした足でゴールライン際で防いだ。とても41歳とは思えないスーパープレーだった。

試合終了後、ペペは涙に暮れた。ロナウドとは抱き合い、互いの健闘をたたえ合った。2年後のワールドカップは41歳と43歳。ともに年齢的にも今大会が最後の大舞台になるとみられている。

試合後の会見で、マルティネス監督は2人の去就について問われると「終わったばかりで敗北に打ちひしがれている。個人の決断はまだ何も出ていない」とコメントした。

そして今大会4試合に出場し、DFリーダーとして活躍したペペについては「彼はポルトガルサッカー界のお手本だ。彼がこの夜に我々とともに見せたプレーは、次世代に残っていくものだ」と賛辞を送った。

ロナウドは今大会5試合にフル出場し、23本のシュートを放ったがノーゴールに終わった。期待されていた大会最多記録の更新、大会最年長ゴールの樹立はできなかった。

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