IOC、独バイアスロン女子選手を失格に

 国際オリンピック委員会(IOC)は22日、ソチ冬季五輪のバイアスロン女子12・5キロで4位だったエビ・ザッヘンバハー・シェテレ(ドイツ)がドーピング違反により失格したと発表した。

 ノルディックスキー距離女子のマリナ・リソゴール(ウクライナ)とボブスレー男子のウィリアム・フルラニ(イタリア)が禁止薬物に陽性反応を示したことも発表され、今大会の違反者は3人となった。

 スキー距離で過去に金2、銀3個の五輪メダルを獲得した33歳のザッヘンバハー・シェテレからは興奮剤のメチルヘキサンアミンが検出された。12・5キロと、ドイツが4位だった混合リレーの成績は取り消された。

 ドイツ選手団のベスパー団長は調査への全面協力を約束し、同国オリンピック委員会のホルマン会長は「選手にも動揺は広がっているが、禁止薬物を摂取しないように注意を促した」と話した。

 ウクライナ・オリンピック委員会によると、女子10キロクラシカルで58位だった30歳のリソゴールは興奮剤に陽性反応を示した。イタリア・オリンピック委員会は、興奮剤が検出された34歳のフルラニが選手村を離れたと発表した。22、23両日の男子4人乗りに出場予定だった。

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