真央、引退は「今のところハーフハーフ」
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ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子で6位だった浅田真央(中京大)が25日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、現役引退について「自分の気持ちと向き合って考えていきたい。今のところハーフハーフ(半々)くらい」と、揺れる心中を語った。
浅田は昨春に今季限りでの引退を表明したが、五輪後は進退について「まだ何も考えていない」と明言を避けていた。
五輪ではショートプログラムで16位と出遅れながら、フリーは圧巻の演技を見せて自己最高点をマークした。「最終的に目指している演技ができたが、日本にメダルを持って帰ってこられなかったのは今でも残念だし、悔しい気持ちでいっぱい」と振り返った。また、森喜朗元首相が「大事なときには必ず転ぶ」と評したことについて質問され、「私自身、それを聞いたのは終わった後だった。人間なので失敗することもある。失敗したくて失敗しているわけじゃない。私は何とも思っていないけれど、森さんはああいう発言をしてしまったことを少し後悔しているのではないかと思います」と笑顔で話した。
今季は世界選手権(3月26~29日・さいたまスーパーアリーナ)に出場する予定。[ 写真説明 ]ソチ五輪から帰国し会見に臨む浅田真央(撮影・小沢裕)