表彰台独占の仏選手失格求める訴え退ける

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は23日、ソチ冬季五輪のフリースタイルスキー男子スキークロスで表彰台を独占したフランスの3選手にウエア違反があるとして失格を求めたカナダ・フリースタイルスキー協会とカナダ、スロベニア両国のオリンピック委員会の訴えを退けたと発表した。

 22日に明らかにされた訴えは、20日の決勝の直前にフランスのスタッフが3選手のスキーウエアの形状を変えて空気力学的効果を得たことが、国際スキー連盟(FIS)の競技規則に違反するため失格にすべきだとの主張だった。カナダ協会などはFISにも抗議をしたが、試合後の定められた時間を過ぎていたため受理されなかった。

 決勝ではカナダ選手が4位、スロベニア選手が6位だった。日本選手は出場しなかった。

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