日本は5位、ノルウェーが長野以来の金

<ソチ五輪:ノルディック複合>◇20日◇団体

 渡部暁斗(北野建設)湊祐介(東京美装)永井秀昭(岐阜日野自動車)渡部善斗(早大)の日本は5位だった。

 日本は前半飛躍(HS140メートル、K点125メートル)で6位と出遅れた。トップのドイツと1分5秒差でスタートした後半距離(20キロ)は第1走者の永井がチェコを抜いて5位に上がった。湊、渡部善、アンカーの渡部暁も追い上げたが、5位のままゴールした。

 飛躍3位のノルウェーが距離で25秒差を逆転し、長野五輪以来4大会ぶりに金メダルを獲得。ドイツが2位で、3連覇を狙ったオーストリアは3位だった。

 永井秀昭の話

 3試合の中で内容は今日が一番良かった。でも結果は悔しい。(加藤)大平の分も背負って試合をした。ゴールまで諦めなかった強い気持ちは今回の五輪で一番の収穫だと思う。

 湊祐介の話

 悔しいけど、自分の力は全部出し切れた。前とのタイム差を思うように詰められなかった。ジャンプで物足りない感じだったけど、これが僕の今の実力。

 渡部善斗の話

 チームとして戦えるように頑張ろうと思ったが、自分のジャンプができず、悔しい。課題はたくさん見つかったが、すごくいい経験にはなった。

 渡部暁斗の話

 勝機がないのは分かっていたが、果敢に挑んだことは今後のプラス。銀メダルをなかったことにしてもいいぐらい、悔しさと敗北感がこみ上げてきている。4年後はしっかり(個人2種目と団体で)3つのメダルが取れるように頑張りたい。

 河野孝典コーチの話

 ジャンプで出遅れたが、距離はみんな力以上のものを出してくれた。チームとしては4年前よりも力がついたと思う。

 成田収平監督の話

 個人で銀メダル1つを獲得したことは評価したい。加藤のけがもあったが、団体で総合的には世界の5番。4年後にはメダルが確実になるまでつくり上げたい。

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