日本男子400リレー敗退 サニブラウン温存裏目

<陸上:世界選手権・男子400メートルリレー>◇第8日◇29日◇北京

 日本の男子400メートルリレーは、采配が裏目に出て予選敗退した。38秒60の1組4着で落選。アンカーのサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)を温存して谷口耕太郎(20=中大)を起用。安全策をとったはずの3走と4走でバトンミスが起きた。谷口は「僕の区間でバトンがうまくつながらなくて悔しい」。

 高瀬が右足を痛め、急きょ控えの長田が3走に。バトンに不慣れなサニブラウンを決勝に温存する安全策もとった。5月の世界リレー大会3位を経験した谷口を起用。しかし長田と谷口が100%でバトン練習をしたのはこの日朝だけ。苅部部長は「すごく残念。予選を見て(決勝で)勝負をかけるにはハキームを、という構想があった」と話した。

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